M様邸耐震補強工事お父様が建てられた築後45年の2階建て住宅をしっかり受け継いでいらっしゃる。地震に備えて補強をとお考えのご主人の想いを大切にした耐震改修工事です。診断では0.1台の強度でしたが屋根を軽いものに葺き直すことで内部はなるべく現状を維持する方向で補強を考えた工事でした。完了後は安心して住めるということで大変喜んでいただきました。工事箇所の紹介改修前の瓦葺き屋根です。実は1年前に瓦をすべてはがし、1枚1枚きれいに掃除をして葺きなおして塗装をしたそうです。しっかりと手入れをしていらっしゃるからこそ今回の耐震改修で更に建物の寿命が伸ばせるのではないでしょうか。改修後のガルバリウム鋼板葺きの屋根です。 瓦葺きからガルバリウム葺きにすることで屋根を軽くし、耐震性が20%アップします。内部をできるだけ現状維持したい場合には非常に効果的です。和室一面の補強状況です。 床から天井まで全面に構造用合板を貼って地震の揺れから倒れるのを防ぎます。 このように一面全部に壁があると効果が高まります。左写真の一面の補強の上に石膏ボードを貼り、さらに和風の壁紙を貼って仕上げた壁の完成状況です。 この後畳を元通りに敷いて完成です。押し入れを補強した状況です。 押し入れをは建物の外周に位置している場合が多いので耐震補強をするには最適な場所と言えます。 この写真では床、中棚、天袋棚と天井まで内装全てをはがして構造用合板を土台から梁まで一体化した最強の補強方法をとっていますので効果はより得られます。押し入れを元通りに復旧しました。 当社では再利用できる部材は丁寧に取り外して元通りに使うのでコストも安く上がります。構造用合板等で補強する壁の柱と上部の梁をより強く結びつける金物を取り付けた写真です。使用する金物は補強する壁の強さと柱の位置等により計算で決定されます。補強する壁の柱と土台を強く結びつける金物を取り付けた写真です。 補強の工事では全て写真を撮り、完了後に報告書として提出します。